◆◆ いろいろな想い

こんにちは。吉田です。

本日、8月4日に土地売買の引渡しがありました。

今回は、借地として土地を借りて、その上に家を建てて50年以上住んでいるおばあちゃん

(あえて今回はおばあちゃんと呼ばせていただきます)が、

宿願かなって、地主さんから土地を売っていただける、というケースでした。
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  戦争で焼け出され、転々としたあとやってきたこの土地…

借地とはいえ、その地でご主人と暮らし、

子供を授かり、育て、やがて子供は巣立ち、

ご主人との2人の暮らしに戻り、

そして、ご主人が他界され…
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  客観的に見れば、ただの借地であり、他人様の土地なのでしょうが、

おばあちゃんからすれば、そんな言葉とは全く違う、

「自分のうち」であり、「帰るべきところ」であり、「今もご主人がいるところ」であり、

自分の人生そのものがそこに埋まっているのです…  
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  引渡しが終わって、自分のおうちとなった自宅の前で、おばあちゃんは

私たちが見えなくなるまで、深々と頭を下げられておられました。


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