◆◆ ケンサクくんのぐるめ紀行 【 90 】

ケンサクくんのグルメ紀行89 まんじゅう発祥の巻

       こんにちは 今日も先日いただいたおみやげをご紹介。

     今回のいただき物はお饅頭。「塩瀬総本家」とかかれた包み紙に、白いお饅頭。

     なあんだと言うことなかれ、この塩瀬こそが日本の饅頭の発祥のお店であり、

 『まんじゅう』という日本語を生み出した、和菓子通にとっては知らない人はいないとまで言われる

 名店なのです! どんな店かって?ではHPを参考に少々ご説明しますと…

 足利尊氏が幕府を開いた室町時代の初めに、宋で修業を終えた龍山徳見禅師の帰国に際し

 禅師について来日した林淨因が、中国で肉を詰めて食べる「饅頭(マントゥ)」にヒント

 を得て、肉食が許されない僧侶のために、小豆を煮つめて甘葛の甘味と塩を加えて

 餡を作り、これを皮に包んで蒸し上げたものがまんじゅうのはじまりで、瞬く間に寺院

 に集う上流階級に画期的な甘味が大評判となりました。

 淨因の饅頭は天皇に献上されるまでになり、天皇はお饅頭を大変喜んで淨因を寵遇し、

 宮女を賜り、その結婚に際し、淨因は紅白饅頭を諸方に贈り、これが、今日、嫁入りや

 祝い事に紅白饅頭を配る日本の習慣にまでなっているのです。

 また1467(応仁元)年の応仁の乱の際には、戦乱を避けて京都を離れた林家は、三河国設楽郡塩瀬村(現

 在の愛知県新城市)に住み、姓を「塩瀬」に改めました。なんと饅頭発祥の店の名前は愛知県の地名が由来

 だったって知ってました?

 京都に戻ると、銀閣で有名な足利義政から『日本第一番本饅頭所』の看板を授かり、

 天皇からは桐の家紋をいただき、戦国時代には信長や明智光秀、秀吉などにも愛好され、

 戦国時代の天正3(1575)年の長篠の合戦には、家康出陣の際、塩瀬の七代目林宗二が

 「本饅頭」を献上、家康は、本饅頭を兜に盛って軍神に供え、戦勝を祈願しました。

 このことより、家康並びに江戸幕府、宮内庁にも重用され、現在に至っています。

 なんか一見普通のおまんじゅうなのに、それを知るとなんかすごいものを食べてる

 そんな気がしませんかー??  < (_ _)>

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