業界を想う?

こんにちは 開発部 寺田です。

先日、宅建業者を対象とした県下統一研修会に参加しました。

研修の後半に日米不動産協力機構の浅井氏による「今後の不動産業の在り方について」という講演がありました。

全国的な現象として

 人口の減少・新築住宅の着工の減少・空き室の増加・所得の減少などの変化に伴い、

 不動産流通市場は中古住宅流通市場の拡大、リフォーム市場の拡大の変化がおきている。

我々はどう変化していくべきか?

 消費者の喜びと満足(=消費者の安心、満足)

 社会の持続的な発展(=公共の繁栄)

 我々の喜び(=業界の繁栄)

参照すべきアメリカ流通市場の発展

 アメリカには、日本でいう宅建協会のような「全米リアルタ協会」という協会があり

 9割以上の業者が加入しているそうです。

 日本では、国や行政がルールを決めているが、アメリカでは協会自身がルールを決めて

 きたそうです。そしてそのルールはあくまで消費者主義です。

 具体的に言うと、媒介はまず、専任で契約することに全力をつくし、媒介契約をもらったら

 すぐに情報をオープンにして、抱え込みをしないというのがルールです。

 客付けはどの業者も平等にチャンスがある仕組みです。消費者からすれば、どの不動産屋に

 行ってもほぼ同じ情報が得られ、客付けのサービスで競い合うということです。それが、

 消費者の安心、満足に繋がっており、現実に業界は繁栄してきました。

 日本では、優良物件はまず水面下で動くケースが多くなかなか情報が得られません。

持続的な発展のためには、業界全体で消費者主義を考える必要があるのかもしれません。


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